髪はもともと皮膚の一部が変化したもので、皮脂腺や汗腺と一緒に胎児の発育とともに発生してきます。 従って、髪が発生は皮膚の発生に伴って生まれ、角化の形成が進行して一本の太い髪となるのです。
発毛のサイクルは、生える場所や性別で異なります。 毛細血管を通して、毛髪の主要栄養素であるビタミンやミネラル等を毛乳頭、毛母細胞に運びます。 毛母細胞の活動が活発になり、毛球が大きくなると毛が太くなります。 毛母細胞は頭皮に向かって押し上げられ、ケラチン(たんぱく質)を蓄えて古い細胞は死にます。 死んだ古い細胞の集まりが毛髪です。毛根は完全に退化し、また新しい毛が生まれます。
●毛周期 髪には、発毛から脱毛までを毛周期と呼ばれるヘアサイクルがあります。 個人差がありますが、髪の寿命は、男性が3〜5年、女性が4〜6年といわれています。
・成長期:毛の新生が始まる。毛母細胞が活発になり成長する期間。
・退行期:毛根の退化が始まる。成長が弱まり、髪が抜け落ちる。
・休止期:毛根は完全に退化する。成長が止まる。この期間は約2〜3ヶ月。
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